9月9日(土)、第4回歴史文化教室が開催されました。今回は、長浜地域を探訪します。児童10名指導者6名が参加しました。
まず、江湖の港を訪れました。ここは、昔から船舶の係留地として、江戸時代には大洲藩の藩船「駒手丸」の停泊港として、また、肱川の水運による物資の集積港として栄えた場所です。現在は大部分が埋め立てられ大きく変容しましたが、昭和初期の写真を確認しながら当時をしのびました。
続いて、国の重要文化財、わが国最古の道路架道橋である長浜大橋(通称:赤橋)を訪れました。残念ながら塗装工事中でその雄姿は眺められませんでしたが、戦争でアメリカ軍の戦闘機に撃たれた機関銃の痕を見て、戦争の恐ろしさを感じました。
その後、坂本龍馬が脱藩した際宿泊したとされる冨屋金兵衛邸、明治の回漕業等で栄えた末永四郎平の住宅を見学しました。また、国の登録有形文化財の大洲市役所長浜支所、鉄道や長浜大橋・水族館などを建設し長浜町の発展に寄与した西村兵太郎像を見学しました。
また、新しくなった長浜漁業協同組合を訪問し、長浜の漁業の実態について話をお聞きしたり、実際に魚や貝に触らせていただいたり、漁船に乗せていただいたりして、プチ漁業の世界を体験しました。
最後に、木ろうを作っているセラリカNODAつるかめ工場を訪れ、日本最古の稼働しているボイラーや機械を動かしたり実験をしていただきながら木ろうの製造方法を教えていただいたり、木ろうを使った製品を見せていただいたりして、学習することができました。
今日は、たくさんの場所を訪れ、たくさんの方々に関わっていただきながら、多くのことを教わったり体験したりすることができ、子供たちも満足の一日となりました。