9月16日(土)、第4回の自然科学教室が開催されました。今回は、肱川を下って瀬戸内海を目指します。参加者は、児童25名、指導者10名でした。
まず、大洲市八多喜の竜王池に行きました。この池は、暴れ川肱川が造った河跡湖なのです。ここで大地の形成とそこに生きる動植物について学びました。
続いて、長浜海岸に行きました。海辺に自生する植物の観察です。ハマゴウやコウボウムギなど、特色のある植物を観察しました。
そのあと、楽しみにしていた長浜高校水族館におじゃましました。色とりどりの魚たち、たくさんの生き物を観察しました。また、それらの生き物に情熱をかけて熱くお世話をされる高校生のお兄さん・お姉さんには、カブトガニなど生き物に触らせていただいたり、ヒラメやイシダイなどの曲芸を見せていただいたりして、子供たちの目がキラキラと輝いていました。もしかすると、長浜高校の魅力にキュンとなった子もいるのではないでしょうか。
午後からは、八幡浜市夢永の海岸での学習です。ここでは、三波川変成岩を構成する緑色片岩の地層や磯の生き物、植物について、自分で実際に見て、触って観察しました。足元の悪い岩場を歩くため、子供たちのなかにはすべって服を濡らす子もいましたが、マツバガイ、ハゼ、アオサなどいろいろな生き物や海藻類を見つけることができ、たくさん学ぶことができました。観察した生き物たちは、学習が終わったあと元の海へと帰してあげました。
暑さがこたえるほどの良い天気ではありましたが、郷土のすばらしい自然に触れ、学んだ一日となりました。