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イサム・ノグチ展と庭園美術館

 6月11日(土)、令和6年度第1回目のふるさと見聞講座が開かれました。今回は、「生誕120年記念 イサム・ノグチ展と庭園美術館」と題して、世界的に活躍された彫刻家イサム・ノグチ氏の世界を楽しむ講座として香川県を訪れました。参加者は45名。天候にも恵まれ、充実した時間を共有することができました。

 まず、香川県立ミュージアムを訪れました。

 ちょうど「アート・コレクション 生誕120年記念 イサム・ノグチ」の展示を鑑賞しました。「中国袖」「リス」「道化師のような高麗人参」の3作品が展示されていました。広い空間の中で、作品の世界に引き込まれました。

 これ以外にもテーマごとにたくさんの展示があり、皆、熱心に鑑賞しました。

 

 続いて、イサムノグチ庭園美術館を訪れました。

 イサム・ノグチ氏は、晩年、硬い石による作品制作のため、庵治石の産地である香川の牟礼町を訪れ、ここにアトリエと住居を構えたそうです。

 庭園には、たくさんの作品が配置され、作品のみならず周りの自然そのものとともに全体がアートであるような空間に圧倒されました。

 その中に、風雨から守るように作品を覆う展示蔵がいくつか建てられていましたが、その一つに、城川町の酒蔵が利用されていたことにも驚きました。これらも、イサム・ノグチ氏が自ら見定め配置したものだと聞き、改めて感動を深めました。

 もちろん、昼には香川のうどんを味わい、芸術・歴史・食の世界にどっぷり浸った満足な研修となりました。