大洲市内の小学生を対象とした、令和6年度の大洲自然科学教室が始まりました。今年度の登録児童は50名です。
第1回目の本日は、26名が参加しました。本来なら、肱川(中村河原)の自然観察の予定でした。しかし、残念なことに天気は雨。仕方なく、館内における学習会に変更しました。
まず、開講式を行いました。博物館長からの「自然科学への興味関心を高めるだけでなく、市内各校から集った友だちと友好の輪を広げましょう。」との挨拶の後、教室を運営する指導者の方々(理科愛好会)の紹介がありました。
続いて、さっそく今回の学習が始まりました。最初のテーマは、植物。今回予定していた中村河原で見られる野草を中心に、解説を受けました。
次のテーマは、野鳥。身近に見ることのできる野鳥たちについて、クイズを交えながら楽しく学んでいました。
休憩の後、博物館の自然科学コーナーを見学しました。たくさんの標本や剥製、写真、パネル、解説があり、子どもたちは興味がある展示物を熱心に見学していました。鳥や動物の剥製の前で真剣な表情で説明を受ける子、昆虫標本を穴が開くくらい熱心に観察する子、大きな隕石を実際に持ってみてその重さを実感する子など、様々でした。生き生きとした表情があちらこちらに見られました。
続いてのテーマは、地質。私たちの住む大洲を形づくった肱川を中心に、地形やそこで見られる岩石、そうして出来上がった美しい風景などについて学びました。
最後のテーマは、紙飛行機づくり。「一番遠くへ飛ばした人がチャンピオン」ということで、みんな一斉に作り始めました。さっと取り組めた子もいれば、あまり作ったことがなくて四苦八苦する子もいましたが、みんな一生懸命に作っていました。記録会では、いろいろな飛び方をする紙飛行機があり、中には、指導者の背中を直撃したものも。でも、今日一番の笑顔がはじけたひとときでした。
室内での3時間の学習ということで、時間を持て余すのではないかと心配もありましたが、みんなが各テーマ学習に集中して取り組み、充実した学びとなりました。今後の教室がとても楽しみです。