· 

7月28日 第2回歴史文化教室(今治)

 7月28日、第2回の歴史文化教室が行われました。今回の学習地は今治。今年度初めて大洲市外での学習となりました。参加者は、子ども27名、指導者6名の計33名でした。

 まず、大洲からバスで1時間以上かけて今治市大島に行き、能島水軍潮流体験を行いました。出船までの待ち時間、子どもたちは大変ワクワクしている様子で、笑顔がはじけていました。いよいよ出発。船内に流れるアナウンスを聞きながらも流れてくる爽やかな潮風と心地よいエンジンの振動が宮窪瀬戸クルージングを盛り上げてくれました。メインの能島城址の周りは激流で、肱川よりも激しい流れ、次々と現れる渦巻きに、子どもたちは海の厳しさとともにこの海を手漕ぎ船で操っていた当時の水軍の技術の高さに感動していました。

 続いて、村上海賊ミュージアムを訪れました。1階のピロティをお借りして昼食を済ませた後、館内を見学しました。館内には、村上水軍を知るたくさんのものが展示されていました。特に、真っ赤な陣羽織が印象的でした。子どもたちの中には、熱心にメモを取りながら見学している子もいました。

 最後に、今治城に行きました。ここは、大洲城を整備した築城の名手として名高い藤堂高虎が築城した日本三大水城の一つです。鉄御門(くろがねごもん)をくぐって藤堂高虎像の前で記念写真を撮り、天守や櫓を見学しました。甲冑や鎧甲、刀剣、屏風や古墳などからの出土品などが展示してあり、短い時間では学びきれないほどのよい学びとなりました。

 大洲以外の歴史を学んでみて、改めて大洲を見つめなおす貴重な体験となりました。