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第3回自然科学教室(星空観察)

 8月12日~13日にかけて、国立大洲青少年交流の家の自然環境館にて、第3回自然科学教室が開催されました。今回は、日帰り参加者が6名、宿泊参加者が23名、指導者が9名の参加でした。

 夕方5時過ぎに集合し、オリエンテーションを行いました。交流の家の食堂でおいしい夕食をいただいた後、寝床を準備し、暗くなるのを待ちました。

 星空観察は、自然環境館の屋上で行いました。宇宙の星について資料やプレゼンテーションを使って学習しました。

 最初のうちは、金星や月を見ました。天体望遠鏡をのぞいたり、それぞれに手渡された双眼鏡をのぞいたりしての観察です。特に、今日の月は、半月。しかもその月面には「X」だけでなく「L・O・V・E」の文字や月面人やハートまで見えるということで、みんな必死になって観察しました。

 だんだん暗くなり、星の観察によい状況となりました。しかし、今回の一番のお目当てであるペルセウス座流星群になかなか出会えません。人工衛星や飛行機はたくさん見れるのに…。今回直接は観察できませんでしたが、土星の輪の見え方についても模型を使って学びました。そうこうしているうちに、だんだん東から雲がかかり始め、結局、日帰りメンバーが帰る時刻までには一部の者しか確認できませんでした。

 一度部屋に戻った後、午後11時頃から再び観察を始めました。ただ、空をたくさんの雲が覆い、観察には難しい状況です。12時頃まで粘りましたが、さっぱり…。眠くなった者は部屋に戻って就寝するよう指示がありましたが、半数ほどはそのまま残り観察を続けることに。しばらくすると、スーーッ!ひと筋の強い光が長い時間流れました。「流れた!」一斉に子どもたちの声が起こりました。みんな、感動でいっぱいです。その後も、雲のすき間から何個か確認できました。

 翌13日、朝7時30分に保護者の皆さんにお迎えに来ていただき、みんな家路につきました。子どもたちは神秘的な星の世界に十分感動した体験となったようです。