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第6回自然科学教室(八幡神社・大洲城)

 11月30日(土)、第6回自然科学教室が開催されました。喜多小学校近くの五郎橋に集合し、自然を観察しながら久米地区の八幡神社、肱南地区の大洲城を巡り、田口地区のレンコン畑を経由して戻ってくるコースです。今回は親子活動ということで、10組のご家族が参加されました。児童10名、保護者8名、指導者9名、総勢27名での教室となりました。

 午前9時、集合場所の五郎橋下河川敷にはあいにくの雨が…。しかし、少々の雨にはへこたれません。小降りになったところで、出発しました。河川敷に降りてきたハクセキレイやセグロセキレイを観察した後、植物を観察しながら歩みを進めました。橋の上からは、悠然と流れる肱川の流路や左右に広がる竹林や樹木、草本類を眺めることができました。

 肱川沿いの道路を歩きながら、野草を観察し、約1時間をかけてようやく八幡神社に到着しました。この頃には、ようやく雨もあがりました。八幡神社の社叢は、県の天然記念物に指定されており、貴重な自然が残っています。イチイガシの大木やミミズバイ、カンザブロウノキなどを観察しました。もちろん、ドングリもたくさん落ちており、みんな必死で拾い集めていました。

 お昼が近くなり、大洲城を目指しました。二の丸でお弁当を食べる頃には、お日様も顔を出してくれました。

 午後からは、バードウォッチングを中心に行いました。それぞれ双眼鏡を駆使して、肱川にいる水鳥やお城の森にやってくる小鳥たちを観察しました。カワウやダイサギ、マガモやヒドリガモ、オオバン、ドビ、ミサゴ、ジョウビタキ、カワセミなど、たくさんの野鳥を観察することができました。

 残念ながら期待していたレンコン畑では鳥たちに会うことはできませんでしたが、一日を通して大洲の自然にどっぷり浸かった学びの体験をすることができました。